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死亡事故多発の新日鉄住金名古屋 安全管理責任ただす 半田労基署に共産党委

 日本共産党新日鉄住金名古屋製鉄委員会は22日、半田労働基準監督署を訪れ、新日鉄住金名古屋製鉄所(愛知県東海市)で昨年多発した死亡災害について、同製鉄所の安全管理責任をただしました。

 交渉には、すやま初美参院選挙区予定候補、坂ゆかり、近藤美保子両東海市議が同席。5人が参加しました。

 参加者は、昨年11月12日に那覇正さんが原料ヤードのベルトコンベヤに挟まれ、死亡した災害について、那覇さんの遺影を提示し、遺族の心情を訴えるとともに再発防止すべきだと強く訴えました。

 同委員会の平田哲彦さんは、「名古屋は全国最低の製鉄所だ」と新日鉄幹部の発言を紹介し、「明らかな安全管理義務違反であり、生産優先で起きた災害。元受けである新日鉄住金の責任は重大」。すやま氏は「仕事で亡くなることはあってはならない」と強調しました。

 労基署担当者は「死亡事故はあってはならない。必要な指導を行っているが、管内すべてを見ることは難しい」と回答。事故原因など「個別案件については、答えられない」と終始しました。

 平田さんは交渉後に遺族宅を訪問し、災害防止の活動を強化すると決意を伝えました。

(1月25日 しんぶん赤旗)