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安倍悪政の防波堤に 豊かな財政力 教育・福祉に くれまつ候補に共感広がる

「暮らし応援の県政に」と訴える(左から)くれまつ佐一、しもおく奈歩の両氏=24日、愛知県豊橋市

 「全国第2位の財政力を生かし、誰もがふつうの暮らしができる県政に」―。愛知県知事選(2月3日投票)で、「革新県政の会」の、くれまつ佐一候補(日本共産党、新社会党、緑の党・東海推薦)の訴えに共感が広がっています。

 くれまつ候補は24日、革新県政の会のいっせい宣伝で豊橋駅前からスタート。「いのち・くらし守る県政」、「豊かな財政力を教育・福祉に」のボードが並びます。

 通勤・通学客に、くれまつ候補は、革新県政の会が長年に渡り、県立高校の汚いトイレの改修を求めてきたを紹介し、「私たちの要望が実り、大村知事は県立高校のトイレ洋式化を5年間で実施すると約束しました」と報告。「東三河は県内有数の農林業が盛んな地域です。大村知事がすすめる大型事業優先の県政から若者や農林業など暮らし応援の県政にします」と訴えました。

 「おじさんがんばって」と手を振っていた女子高校生(17)は「トイレの改善は嬉しい。学校では我慢し、昼休みに近くのコンビニに行っていた。選挙権がないので親にビラを渡しとくね」。飲食業の男性(64)は「県の人口は増えているが東三河は人口が減っている。店の客が減って経営が大変。リニアは名古屋。空港は知多。東三河に何のメリットもない。大型事業の予算を東三河振興に使ってほしい」と話しました。

 くれまつ候補は豊橋市役所前で、日本共産党の、しもおく奈歩県議や豊橋市議団と宣伝。「安倍政権の悪政の防波堤になるべき地方自治体が、大村県政は安倍政権に追随して職員削減をおこなっている。人手不足による保育士や看護師など公務職場の長時間労働は深刻。労働運動の経験を生かし改善に全力をあげる」、「大村知事は原爆被災者の求めるヒバクシャ署名に応じない。私は署名はもちろん、愛知から核兵器のない世界、非核・平和を発信したい」と強調しました。

 「寒風のなか、ごくろうさま」と声をかける職員が何人もいました。

(1月25日 しんぶん赤旗)