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平和を考える契機に 愛知・尾張旭「祭り」に300人

元気いっぱいに踊る子どもたち=9日、愛知県尾張旭市

 愛知県尾張旭市で9日、「第13回9条をまもる平和祭り」が開かれました。家族連れから高齢者まで約300人が参加しました。

 実行委員長の長瀬寿子さんは「安倍政権の9条改憲で私たちの暮らしや平和が守れるとは思えない。イベントを通して、多くの人に戦争の悲惨さを語り、平和を子どもたちに引き継ぎたい。平和の思いを書いた絵ハガキや戦時中の手帳など貴重な資料も展示してある。平和を考えるきっかけにしてほしい」と話しました。

 メインステージでは、各地でイベントに参加するキッズチアチーム「ティンクルスター」の3歳から小学4年まで約30人が元気いっぱいにダンス。尾張旭児童合唱団の澄んだ歌声に会場から大きな拍手があがりました。後半は会場をわけ、人業劇団ひらき座の人形劇、のりっくすファミリーや八竜リバティーバンドの演奏など大人も子どもも楽しみました。

 会場では、カレーライスやぜんざいも販売され、お昼から多くの人でにぎわいました。

 2歳の孫と参加した藤崎俊子さん(67)は「祭りは毎年色んな人が来て、平和を考える日になっていると思う。何でも強行採決する安倍政権とせめぎ合いの時。孫のためにもなんとか改憲止めたい」と話しました。

(12月14日 しんぶん赤旗)