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豊かな財政 暮らしに 県民不在の県政転換へ 愛知県知事選 くれまつ氏事務所開き

「がんばろう」を唱和する、くれまつ予定候補(中央)ら=13日。名古屋市中区

 来年1月17日告示(2月3日投票)される愛知県知事選挙で、県民不在の大村県政の転換をめざす、「革新県政の会」の、くれまつ佐一予定候補=日本共産党推薦=の事務所開きが13日、名古屋市中区で開かれ、300人を超す人たちが参加しました。「福祉・暮らしを守る県政に」との熱気に包まれました。

 「会」の服部守延常任幹事が「全国2位の財政力がありながら教育・医療・福祉の予算は全国最低レベル。県民の『豊かな財政を県民の暮らしに』の声にこたえて奮闘しよう」と呼びかけました。

 大きな拍手に包まれて登壇した、くれまつ予定候補は、「この20年、給料や年金が減るのに、税金、保険料が上がり、子どもや若者の貧困、〝下流老人〟ら様々な分野で困っている人が増えている。私は労働組合の役員として、困っている人をみんなで助け合うことを大切にしてきた。豊かな財政力を県民のくらしに使い、命と暮らしが輝く県政にしたい」と決意を述べ、支援を訴えました。

 政党からは、日本共産党の、すやま初美県常任委員(参院選挙区予定候補)、新社会党の石川翼県本部副委員長、緑の党の岸孝憲東海運営委員があいさつ。すやま氏は「知事選は来年の統一地方選、参院選の前哨戦として大事な選挙。安倍政治に追随する大型開発優先の大村県政を変えるため全力をあげる」と表明しました。

 安保法制廃止や市民運動の先頭に立つ池住義憲元立教大学大学院教授が激励のあいさつに立ち、「平和の声、地域の声を県政に生かす予定候補は、くれまつさん。みんなで押し上げよう」と訴えました。

 自民・公明などが推す現職の大村秀章氏(58)が出馬表明しています。

(12月14日 しんぶん赤旗)