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あいち高齢者大会 戦前・戦後を生き抜いたわれら 安倍政権の暴走止める

社会保障の充実を訴える年金や生存権裁判の原告ら=11月30日、名古屋市東区

 豊かな高齢社会をめざす「第20回あいち高齢者大会」が11月30日、名古屋市東区で開かれ約400人が参加。「安倍政権の改憲、社会保障改悪を止めよう」との熱気に包まれました。年金者組合県本部、愛知社保協、愛労連などの実行委員会主催。

 伊藤良孝実行委員長があいさつし、「国民世論に逆らって悪政を進める安倍政権にストップをかけるのは、戦前、戦後を生き抜いてきた高齢者。安倍政権に反対するあらゆる人たちと手を結んで市民と野党共闘で運動を広げよう」と訴えました。

 唐鎌直義・立命館大学特任教授が「安倍政権の社会保障削減で高齢者の貧困化が加速」と題して記念講演。「社会保障の相次ぐ改悪、消費税増税、低年金や年金削減で生活保護基準並みの貧困高齢者が急増している」と指摘。「安倍政権と真正面から反対し、声を上げることが大切」と強調しました。

 年金裁判、生存権裁判の原告が支援を訴え、くれまつ佐一県知事予定候補が「医療・介護・福祉充実の県政に変える」と決意を述べました。

 平均年齢76歳の合唱団「サボテン」がコーラスを披露。参加者は「消費税増税と改憲問題を考える」、「医療と介護の一体改革 現状と課題」など8分科会で学び合いました。

(12月2日 しんぶん赤旗)