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日進 戦争法廃止訴え集会 体験者「ウソ許すな」

戦争法廃止を訴える参加者=18日、愛知県日進市

 愛知県日進市で18日、戦争法(安保法制)の廃止を訴える集会が開催されました。日進市と東郷町の住民らでつくる、安保法制に反対するあいち中部ネットワークの主催。

 同集会は、2015年8月から毎月1回、両市町で交互に開かれ、3周年を迎えました。

 日進駅前広場に45人が集まり、「アベ許すな」「九条守れ」など手作りのプラカードや横断幕を持って駅利用者や通行人にアピールしました。

 リレートークで都築基雄さん(87)は「終戦時は頭が真っ白になった。しばらく何も考えられないほど自分は戦争に染まっていた」と訴え、「どんなことがあっても戦争はいかん。無関係な人同士が殺し合うだけ。兄2人が戦死し、嘆き続けた母の姿が今でも忘れられない。戦争は政治家のウソから始まる。どんなウソでも許しちゃいかん」と力強く語りました。

 集会前に駅前で3000万人署名を集めていた男性(77)もマイクを握り、「小中学生も署名に協力してくれた。自民党支持だと話す男性も『安倍さんだけは勘弁してほしい』と署名してくれた。この思いをしっかりと国会に届けたい」と話しました。

 日本共産党のごとうみき日進市議、門原武志東郷町議も参加。ごとう議員は「あきらめずに続けてきたことが、平和を維持し、野党の結束を強めてきた。戦争法廃止、安倍政権退陣まで粘り強く運動しよう」と連帯あいさつしました。

(8月21日 しんぶん赤旗)