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過労自殺する社会おかしい 平和憲法変えてほしくない 受験生と対話

 日本民主青年同盟愛知県委員会は、日本福祉大学の入試試験があった3~5日、美浜町の知多奥田駅前で受験生を激励する宣伝を行いました。学生同盟員らが試験を終えた受験生80人以上と対話しました。5日には日本共産党の、すやま初美参院愛知選挙区予定候補も参加しました。

 受験生に「政治や社会に望むこと」などを問うシールアンケートをよびかけ、対話しました。

 「ブラック企業規制」や「保育・教育の充実」にシールを貼った女子受験生は、「高橋まつりさんのニュースを見て、すごくショックだった。自殺するまで働かされる社会っておかしいと思います。自分の将来は大丈夫なのかなってすごく不安」「待機児童が増えているって聞いて、働かなきゃ子育てできないのに矛盾してますよね」と語りました。

 2人組の男子受験生は「総選挙には選挙権がなくて行けなかった。ブラック企業をなくして、経済をよくしてほしい」と話しました。「親が9条の会に入ってます」「今まで平和だったんだから、憲法変える必要ないのでは」「自分勝手な政治はイヤだな」などの声もありました。

 民青への加盟呼びかけ文を読んだ男子受験生は「憲法は変えてほしくないし、アメリカ言いなりの政治だなって共感する。自分にも関係すると思うから、しっかりと考えていきたい」と話しました。

 対話の中で、「社会や政治にすごくモヤモヤする。解決したい」「もっと社会を学びたい」「政治を知りたい」と、4人が民青に加盟しました。

 古川大暁県委員長は「受験生は社会のことを知りたい気持ちであふれている。学びたい気持ちを励ましたいし、民青の『社会を変革する学び』とかみ合っている。ひきつづき激励宣伝を行っていきたい。民青倍加の手ごたえを感じる」と話しました。

(2月7日 しんぶん赤旗)