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3・11?原発ゼロ?に各地で声

 
 原発事故から6年が経った11日、各地で原発再稼働反対、原発ゼロを求める集会・パレードが行われました。

 名古屋市中区のもちのき広場では「原発ゼロナゴヤアクション」が開かれ、800人以上が集まりました。
 集会では、高浜原発40年廃炉名古屋訴訟の北村栄弁護士、県原水協の沢田昭二理事長、チーム福島アニマルレスキュー、社会福祉法人AJU自立の家の代表らが訴え。日本共産党のもとむら伸子、民進党の近藤昭一両衆院議員、社民党の伊藤善規県連幹事長、自由党の田中良典県連代表が連帯あいさつ。
 もとむら議員は「今でも8万人の避難者がいる。生活再建を切り捨て、大企業の儲けを優先する政府を一緒に倒そう」と呼びかけました。
 シンガーソングライターの五島良子さん、ジェロニモレーベルなどの歌、「まんまる企画」の獅子舞に会場は熱気に包まれました。

 集会後、ラディカルマーチングバンド「NORA BRIGADE(ノラ・ブリゲード)」による軽快なドラムや吹奏楽器の演奏とともに、中区栄の繁華街や商店街を1時間半かけてデモ行進。買い物で賑わう沿道の通行人から大きな注目を浴びました。
 高浜原発訴訟の第1原告団としてたたかう草地妙子さん(38)は、「6年前に何が起きたのか、いまだにわからない状態。一企業の利益のために犠牲になるものは計り知れない」。愛友会の水野秋恵さん(75)は、「定期無料健康診断や健康手帳など使えるように、被爆者が勝ち取ってきた経験と知恵をいかしてほしい」と語りました。
 県内では20カ所以上で原発敗訴、再稼働反対行動が取り組まれました。
(3月14日 しんぶん赤旗)