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老朽化校舎 改修急げ わしの県議が質問

 
 愛知県議会2月定例会で4日、日本共産党の、わしの恵子県議が一般質問に立ち、どの子も希望する高校で安心して学べるようにとただしました。

 わしの議員は、愛知の高校進学率が19年連続全国最低と深刻で、その大きな原因は1997年以降、「93%」に抑えられている「計画進学率」にあると追及。少なくとも全日制への進学希望率93・9%に見合うよう公立高校の定員を増やすべきだと求め、給付制奨学金制度の拡充と計画進学室の廃止を強く要望しました。
 さらに県立高校や特別支援学校の老朽化について取り上げ、子どもたちが安心して学べるよう改修を急ぐべきだと要求しました。
 マンモス化した特別支援学校を視察したときの写真も示して、食堂や図書館まで使って教室不足に対応している実態や、「とにかく県の教育予算を増やしてほしい」という校長の声などを紹介。2013年度の特別支援学校1人あたりの教育予算が571万円(全国平均704万円)で全国44位と低いことをあげ、抜本的に増額するよう求めました。

 野村道朗教育長は「県立高校も含め老朽化しているところは、必要に応じて改修をすすめていく。特別支援学校で教室が足りない場合は、分校、分教室など検討していきたい」と答えました。
 わしの議員は、県営名古屋空港をF35戦闘機の整備拠点にしないよう、県民の立場に立って政府に撤回を求める姿勢を強く要望しました。
(3月8日 しんぶん赤旗)