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「どこが景気いいのか」 すやま参院予定候補に商店主ら窮状訴え

 
 「軽減税率で負担が軽くならないなんて、知らなかった」―。愛知県一宮市で日本共産党の、すやま初美参院選挙区予定候補が22日、戦争法廃止と参院選挙勝利をめざすキャラバンに宣伝に参加。商店街の店主から続々と窮状が訴えられました。

 キャラバン隊には尾関宗夫、彦坂和子、橋本浩三の3市議ら10人以上が参加。JR尾張一宮駅からスタートし、本町商店街を抜けて真清田神社まで、すやま予定候補が各所で訴えました。

 商店街では、シャッターが下りている店もありましたが、すやま予定候補が店舗を訪れると、店主らが次々に握手し、「どこが景気いいのか、まったく実感がない」「安倍政権には、次の選挙でおきゅうを据えなければいけない」と訴えます。
 すやま予定候補が、社会保障のためといって消費税が8%に上げられたが、社会保障は削られ、景気は悪化し、もうけたのは大企業だったと紹介。来年4月からの10%も、「軽減税率」と言っているが、食料品などを8%に据え置くだけで、国民には4・5兆円もの負担増を強いるものだと批判しました。
 ある店主は「軽減税率って負担が軽くなるわけじゃないんですね…」。
 すやま予定候補は「参院選で共産党をのばし、国民を欺き続ける安倍政権の暴走を止め、退陣させましょう」と話しました。

 駅前では学校帰りの高校生2人と対話になりました。「18歳です。政治への関心は薄かったけど、安保法をテレビやネットで見て変わりました。若者が戦争に生かされるのではないかと不安。自分たちの声を聞いてくれる人に投票したい」と話し、すやま予定候補と握手。もう一人も「秘密保護法から政治に興味を持った。秘密はダメ。自分たちの声を聞いてくれる人を選びたい」と話しました。

 戦争法廃止の2000万署名に応じた男性は「安倍首相は、集団的自衛権を合憲というが、憲法の解釈というにはあまりにも無理がありすぎる」。女性(78)は「一宮空襲のとき、空飛ぶB29を見た。戦争は絶対にダメ。戦争体験者の声をもっと聞いてほしい」と言います。すやま予定候補は「安倍首相は軍事費を5兆円に増やし、明文改憲まで宣言しています。戦争で苦しんだ人たちの声をぜひ国会に届けたい」と話しました。

 すやま予定候補の訴えを聞いた年配の女性は「若いのに、すごくハキハキしている。あなたのような若い人に期待している」と激励しました。
(1月27日 しんぶん赤旗)