「だれの子どもも殺させない」「子どもを守ろう」―。1月31日、名古屋市中区の繁華街に子ども連れのママの声が響きわたりました。
子育て中の母親らでつくる「安保関連法に反対するママの会@愛知」が開いた集会とパレードには親子ら300人が参加しました。
主催者あいさつで2児の母、坂内(ばんない)博子さんは「一人ひとりの命は大切。問題が発生しても、話し合いで解決しましょう」と訴えました。
母親と参加した小学3年生の男子児童が「平和がいい」と書いたボードを持って登壇し、「人を傷つける武器は嫌いです。日本で武器は作らないでほしい」と話しました。
同会は各政党に参加をよびかけ、日本共産党の本村伸子衆院議員、柴田民雄、西山あさみ名古屋市議、民主党の近藤昭一、山尾しおり衆院議員が参加し、連帯のあいさつをしました。
集会後、参加者は「この子を戦争法には行かせませんよ」と書いた風船や「9・19 忘れない」「野党は共闘」と書いたボードを掲げ、ドラムを打ち鳴らしながらパレードしました。
3歳の子どもと歩いた女性(29)は「今までのデモと違って、私と同世代の若いママが多く参加。戦争法廃止の声が広がっていることを実感しました」。6カ月の子どもを抱いた女性(27)は「メル友から集会を聞きました。親として子どもの将来に責任があります。子どもが戦争に巻き込まれないよう、親として声をあげねばならないと参加しました」。と話しました。
(2月2日 しんぶん赤旗)