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戦争法案 若者が国会議員に聞く

本村氏ら4党5議員参加

 
 「『安保法案』に不安。国会議員に直接届けたい」と思った愛知県内の学生有志が5日、各党国会議員を招いて、「あいち若者の集い」を開きました。会場の名古屋YWCAには高校生や学生をはじめ118人が集いました。

 参加した国会議員は衆院議員の本村伸子(共産)、牧義夫(維新)、山尾志桜里(民主)と参院議員の大塚耕平(民主)、福島瑞穂(社民)の5氏でした。自民、公明は参加しませんでした。

 本村氏は、「イラク派兵訴訟で違憲とされたことに反省もなく、自衛隊員が54人も自死している原因も明らかにせずに戦争法案を通そうとしているのは許されない」と力を込めました。

 文化祭で平和企画を準備しているという高校生は「生徒の中に『法案は戦争をしない準備』だという人がいるが」と質問。本村氏は「歯止めをなくしてしまうのが今回の法案。軍拡の悪循環でなく軍縮を進める外交を」と答えました。

 牧氏は「お騒がせしているが、野党共闘を強めたい」、山尾氏は「手続きからおかしい」、福島氏は「クーデター的だ」、大塚氏は「可決すれば日本人のリスクは高まる」とそれぞれ廃案への思いを語り拍手を受けていました。

 「何かしないと」とデモに3回参加した大学3年の女性は「すでにイラク戦争で小牧基地の輸送機が米兵を運んでいると本村さんの話で知った。ボーとしていたら戦争に近づく」と話していました。

(9月6日)