名古屋市中区のひかりの広場で29日、「安倍―集団的自衛権・戦争法制を許さない!普天間基地撤去・辺野古新基地建設は中止!デモ」が開かれ、「憲法守れ」「安倍やめろ」のプラカードが名古屋市中区栄の広場に林立しました。
主催者あいさつした中谷雄二弁護士は、安倍首相は「国民が安保法制を理解していない」と言うが、国民は戦争法案の中身を理解した上で、反対の声を上げている」として、首相補佐官の「法的安定性はない」との暴言こそが政府の本音ではないかと批判しました。
なごやNGOセンター理事長やカトリック司祭、もと自衛官など多彩な人があいさつ。元自民党県会議員の梅村忠直弁護士は「首相が何を言おうが違憲は違憲」と強調。元航空自衛官の水上学さんは「服務の宣誓」を読み上げ、「この中に海外へ行って武力行使しろ、なんて一言も入っていない」と述べました。
集会後、参加者らはや「戦争したがる総理はいらない」「戦争法案、今すぐ廃案」などコールしながらデモ行進。繁華街で道行く人の注目を集めました。
学校帰りに制服姿でデモに初めて参加した女子高生(17)は「来年の参院選から選挙に参加できるのに、学校では政治が話題にならない。国民主権を踏みにじる政府を許せない意思表示をしたくて来た」と話しました。
(7月31日)