愛知県労働組合総連合や自治労連愛知県本部などでつくる実行委員会は県内の全自治体に住民サービスの拡充を求める「春の自治体キャラバン」をおこなっていています。
要請内容は ▽住民の暮らしを守り、安全・安心の公務・公共サービス充実 ▽自治体で働く非正規職員の処遇改善 ▽公契約制度の適正化 ▽核兵器廃絶、平和施策の充実 ― などです。
5月29日には榑松(くれまつ)佐一・愛労連議長らが県と交渉しました。
県側は、「非正規職員は職員の15%の1509人、時給900円未満のパート職員が314人いる」「戦後70年事業として、今夏に大津橋庁舎に『愛知・名古屋~戦争に関する資料館』を開館する」と述べました。
榑松氏らは「愛知県の最低賃金・時給800円より少し高いだけ。住民サービス向上のための正職員確保、非正規職員は時給1000円以上を」「自治体が発注する公共工事は公(おおやけ)の仕事。下請けで働く人の労働条件が適正かチェックすべき。公契約条例制定を検討してほしい」と要請しました。
県側は「申し入れの趣旨は尊重する」と答えるにとどまりました。
(6月4日)