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ヘイトデモ市民抗議「名古屋を差別で汚さない」

 
 在日特権を許さない市民の会(在特会)の前会長らによる民族差別をあおるヘイトスピーチデモが5月31日、名古屋市内で強行されたことに対し、幅広い市民や日本共産党が同日、抗議行動を行いました。

 数百人の警官隊に囲まれ「嫌韓」の大弾幕を掲げて行進する20人のデモ参加者。沿道にはそれを上回る市民が「ヘイトスピーチをやめて」「名古屋を差別で汚すな」と声をあげました。

 愛用の小型拡声器を持参して抗議した藤原はづきさん(チーム原発いらんがねNAGOYA代表)は「在特会よりも反対する市民の方に勢いがあってよかった。ヘイトスピーチは、あるまじき行為であると同時に安倍政権を悪い方向に後押しする原動力にもなっていると思うので、何としても止めさせたい」と思いをぶつけました。

 日本共産党の青木ともこ、西山あさみ、江上博之の各名古屋市議も抗議行動に加わりました。

 青木市議は「名古屋市は昨年、ヘイトスピーチ反対の意見書を可決したにも関わらず『今は取り締まる法律がないので』と、公園使用許可を出してしまったことに憤りを感じる」と批判しました。

(6月3日)