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定・通制高校の充実を 党愛知県委に父母の会が要請

 実現したいと高橋県議候補ら

 
 あいち定時制・通信制父母の会は6日、日本共産党愛知県委員会を訪れ、公立の定時制・通信制教育の充実へ協力を求めました。同会の永野千津会長と馬場末春事務局長の要請に、高橋まきこ県議候補(名古屋市天白区=定数2)と佐々木朗県政策委員長が応対しました。
 県内の公立定時制高校(31校)・通信制高校(2校)の在籍生徒は約8500人です。馬場氏は、全日制の進学率は減っているが、定時制・通信制は増えており、4年連続で600人が不合格となっており、14年度は700人を超えたことを指摘し、大幅な募集増が必要だと強調しました。

 高橋候補は「定時制、通信制の進学増は貧困と格差の広がりが大きな要因です。安倍政権の社会保障制度改悪がいっそう拍車をかけていると思います。希望者全員が学べるようにすべきです」と話しました。

 定時制高校生が「家計の助け」からアルバイトしている実態や、外国籍の子どもが増え、三河の高校説明会には通訳の配置が欠かせない状況もだされました。
 県立の夜間定時制で給食状況が悪化している問題もだされました。県が2010年度から有職の生徒への給食費補助を全廃。調理員の補充も行わず、民間委託化も行われています。
 馬場氏は「県議会に給食費の補助復活や募集増を請願しようとしても、紹介議員になってくれる人がいない。公明党には話も聞いてもらえなかった。このままでは働きながら学ぶ人が切り捨てられてしまう。4月の県議選で日本共産党の議席を獲得して紹介議員になってほしい」と強調しました。

 高橋氏は「困難なかで学ぶ生徒を切り捨ててはならない。県議選に勝利し、大きくなった国会議員団と協力して要望を実現したい」と語りました。
(2月12日)

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