愛知県社会保障推進協議会は16日、縁日でにぎわう名古屋市南区の笠寺観音前で、安全・安心の医療・介護の充実を求める国会請願署名と、名古屋市の国保と高齢者医療の改善を求める署名行動に取り組みました。
県社保協の小松民子事務局長、県保険医協会の日下紀生事務局次長らが訴えました。
小松氏は、厚生労働省が15日に示した医療保険制度の大改悪案をあげ、後期高齢者に対する保険料の特例廃止など手当たり次第の負担増を批判し、「消費税増税が福祉のためというのは真っ赤なウソ。これ以上の負担増は絶対に許せない」と強調しました。
日下氏は「年々高くなる国保料が市民の暮らしを圧迫している。名古屋市は保険料負担軽減制度を設けているが申請しないと適用されないため該当者の8割が減免されていない。自動減免に改善すべきだ」と署名への協力を訴えました。
参詣客らが次々に足を止めて署名しました。
70歳の女性は「病院に行ったら72歳の夫は医療費1割負担なのに、私は2割負担。消費税を上げたのに何だ」と怒りの声をあげました。
孫を連れて参詣に訪れた女性(68)は「年金は減るし、国保料や医療費は上がるばかり。さらに負担が増えたら孫に小遣いもあげられない」と話しながら署名しました。
1時間の行動で100以上の人が署名しました。
(2014.10.18)