長崎市に原爆が投下されて69年の9日、愛知県内各地で平和団体などがよびかけた「平和の鐘つき」が行われました。
一宮市萩原町の正瑞寺(しょうずいじ)では、萩原9条の会の呼びかけで台風11号による大雨の中、市民16人が集まり、原爆投下時刻の午前11時2分から鐘をつき、原爆と戦争の犠牲者に黙とうしました。
毎年、広島に原爆が投下された6日、終戦の日の15日にも「平和の鐘つき」をしています。
住職で萩原9条の会代表の小笠原恵正さんは「26年前から尾張地方で最初に鐘つきを始めた。この鐘は1948年につくった。その前の鐘は戦争中に武器製造の材料にするため国に拠出させられた。鐘が戦争で使われることが二度とあってはならない」と話しました。
鐘つきに毎年参加している日本共産党のいたくら正文県議予定候補は「安倍政権の集団的自衛権行使など暴走を許してはならない。安倍政権打倒へ共同の運動を広げたい」と決意を語りました。
息子夫婦、孫と参加した男性(62)は「孫たちに平和を残したいと願って鐘をつきました」と話しました。
(2014.8.12)