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「消費税が上がったら小○」アンケート3655通の返信

 

「増税反対!お金の使い方を工夫してほしい」(26歳女性)―。愛知県内全域で配布された「消費税が上がったら小〇(こまる)カード」が3655通も返信され、県民の切実な声が寄せられ、反響を呼んでいます。

 カードは2日の「小〇消費税8%、怒りの大集会」(5000人参加)実行委員会が用意したはがきアンケート。民主商工会や愛労連などの組合員や地域の若い世代にも届けました。

 消費税が上がったら困っちゃうことに小〇をつけるアンケート項目で、一番多かったのは「今でも暮らしが大変なのに」。全体で73%の人が〇をつけていました。
年代別でみると、20~50代は「給料が上がらないのに」が一番多く88%の人が〇をつけ、60代以上では「年金が下がっているのに」が最も多く88%にものぼっていました。
なかには7項目すべてに〇をつけたうえ、「実質的に豊かになっているとは思えない」との一文をそえて回答した人もいました。

 「政治家さんへ」のメッセージ欄も設けられ、名古屋市の20代女性が「1人暮らしも結婚もできません! 日々の暮らしを大切にしてください」と書いています。
ほかにも「原発マネーや大企業優遇の法人減税に使っても私たちの暮らしはちーとも楽になりません」(50代男性)、
「駆け込み消費で一時的に景気がよくなっているだけな気がしてなりません。増税でなく腰をすえた景気対策を未来の子どもたちのためにお願いします」(30代女性)、
「収入の少ない人ほど負担が大きくなるのはおかしい」(50代男性)など切々な思いがつづられています。

 愛労連の榑松(くれまつ)佐一議長は、「若者の多くが、声を上げる機会を望んでいることを実感している。先週の自動車関連250社への調査では、増税分を転嫁できると回答しているのは3社に1社のみ。増税阻止の機運をさらに高めていきたい」と話しています。

 実行委は、「小〇カード」で寄せられた切実な声を各地選出の議員らに届けることにしています。