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”秘密保護法つぶそう”名古屋で3000人がデモ行進

 

通常国会が開会した24日、名古屋市の中心街で秘密保護法撤廃を求める3000人が数台のサウンドカーを用いてにぎやかにデモ行進しました。主催は「秘密保全法に反対する愛知の会」。
 
行進に先立つ集会で、共同代表の中谷雄二弁護士らがあいさつ。「愛知の会は全国の運動をリードしてきたが、法案が法になった今も、運動は広がりをみせている。いっそう大きくして安倍政権を打倒しよう」と訴えました。

94歳の水田洋名古屋大学名誉教授が飛び入りでマイクを握り、「学生時代は治安維持法下にあった。特高警察のでっちあげと共謀罪が横行し、社会思想を学んでいた上級生も逮捕された。メチャクチャな時代の再来は許せん。一緒にがんばりましょう」と呼びかけました。
 
矢?暁子弁護士が、あらゆる手段でたたかっていくとの宣言を読み上げ、「ポンコツ法を葬ってやろう!」とアピールしました。
 
ラジオのパーソナリティをしている岐阜県から参加の女性は「法が施行されれば原発とかリニアとか、聞きたいこと、言いたいことが一切抜きにされただ当たり障りのないものになる。面白みも何もあったものじゃない」。

知立市から参加の伊東晴子さん(42)は「歴史をみると戦争では女性・子ども・お年寄りが戦争で犠牲にされ、ハンディを持つマイノリティーへの差別も拡大されていった。こんな悲劇を生んでまで戦争が重要なのかと問いたい」と語りました。