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愛知社保協が敬老パス存続・社会保障の充実を訴え署名行動

 

 愛知県社会保障推進協議会(愛知社保協)は21日、縁日でにぎわう日泰寺(名古屋市千種区)参道前で、社会保障制度の充実を求める国会請願署名、名古屋市の敬老パスの存続・充実を求める署名行動に取り組みました。
 
 県社保協の小松民子事務局長、あいち年金者の荒川利貴夫副委員長らが交代でマイクをもち訴えました。
 
 小松氏は「国は消費税増税を福祉のためというが真っ赤なウソ。年金支給額引き下げ、介護保険料値上げなど負担増を強行している。その一方で大型公共事業や大企業支援施策をやっている」と強調。

 荒川氏は「河村市長は『敬老パス存続』の意向を表明したが、まだ決まっていない。一部マスコミで『高齢者優遇』と報道するなど巻き返しが始まっている。来年度予算案を審議する2月市議会に市民の存続・充実の声を届けよう」と署名への協力を訴えました。
 
 訴えを聞いた参拝客らが次々に足を止め、署名しました。署名した岸上勝さん(72)は「高血圧症で通院している。今の1割の医療費負担を2割にすると聞いた。年金が下げられるなか困る。安倍首相は『年寄りは早く死ね』といっているみたいだ」と怒りの声をあげました。
  
 孫と参詣にきた篠原美智子さん(66)は「国保料など毎年上がっている。負担が増えて孫へあげる小遣いのねん出に苦労する。敬老パスを使って孫と出かけるのが楽しみ。敬老パスを守ってほしい」と話し署名しました。
 
 1時間の行動で300人近くが署名しました。