第57回愛知母親大会が9月18日、愛知県瀬戸市で開かれ、1300人が参加しました。子育て・教育施策の充実や、女性の地位向上、核兵器の廃絶などを求める大会決議と、浜岡原発の永久廃炉を求める特別決議を採択し、市内をパレードしました。
全体会に先立ち「食の安全」「原発とマスコミ」などの20の分科会が開かれ、「日米同盟と安保条約」分科会ではシンポジウムが行われました。
シンポジウムで実行委員会の水野磯子代表委員があいさつ。中村紀子氏(元名古屋YWCA総幹事)は「戦争や紛争がある限り、女性への暴力はいつでも起きる可能性がある。戦争そのものを起こさないことが大切です」と述べ、池住義憲氏(立教大学大学院教授)は、「自衛隊を段階的に縮小し、安保条約を日米友好条約に変える必要がある。そういう人を国会に送り出すげきだ」と語りました。
矢野創(愛知県平和委員会事務局長)は「航空自衛隊小牧基地は米軍の海外戦略と一体に基地機能強化がすすめられており、日本も戦争の加害国になる恐れがある」と話しました。全体会では、伊藤千尋朝日新聞記者が「憲法を活かして平和を創る」と題して世界各地の取材体験から、「原発も基地もない世界を」と訴えました。
日本共産党の八田ひろ子元参院議員も参加しました。(9月21日)