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高校生や子育てママら1500人パレード

名古屋 ツイッターで参加広がる

 

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の廃炉などを求める集会とパレードが5月8日、名古屋市で開かれ、若者や子育て中の母親など1500人が集まりました。女子高生たちが福島原発事故の直後、「浜岡原発をとめてください」と始めた署名運動に賛同者が広がり、ブログやツイッターで参加が呼びかけられました。
 代表の関口詩織さん(18)は、「多くの人たちとつながり、誰かを犠牲にするエネルギーではなく、愛のあるエネルギーへのシフトのためにできることを、一歩ずつ進めましょう。今日を、原発を卒業する日にしましょう」と呼びかけました。
 「パレードはツイッターで知った」という岡崎市の女性(32)は、33歳の夫、2歳の娘と一緒に参加。「子どもを産む前は原発問題に無関心だった。福島の人たちが犠牲になり、自分の家と地域に住めなくなった。原発なくせと声をあげるのが私たちの責任だと思う。浜岡原発は、今回の大震災と津波の規模には耐えられないと思う」と話しました。
 集会に参加した政治家が次つぎ発言。3人の子どもと一緒に参加した、日本共産党豊川市議の安間寛子さんは「放射能で国土を汚染するな。未来に希望開く政治をつくろう。原発にかわる新しいエネルギーへの転換をめざそう」と呼びかけました。
 福島県出身の阿部太郎さん(36)は、福島農民連から寄せられた「原発はいらない。東京電力はあらゆる被害を補償せよ。この声を、消費地から広げてほしい」のメッセージを紹介しました。
 参加者は、中区の公園から東区の中電本店までの往復4?を行進。「ママは20?シーベルト認めません!」「サヨナラ原発、農家もNO!」などのノボリやプラカードを持ち、仮装もして、ギターやラッパ、太鼓で賑やかにアピールしました。
 原発事故で放置され、野生化した?被ばく牛?に扮した男性(