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【08.04.03】犬山市長に要請

日本共産党愛知県委員会は3日、全国の公立小中学校で唯一学力テストに参加していない犬山市の田中志典市長と市議会議長、各会派に対し、学力テストへの参加を目的とした、教育委員の増員条例の提案を臨時議会で行わないよう要請しました。
申し入れには堀一・党県民運動事務局長と、岸野知子・同部員、岡覚市議団長が参加しました。
同教育委員会は2月、昨年に続いて今年度の学力テスト不参加を決めています。
これに対し田中市長は、教育委員を増員する条例案を提案、テストへの参加を可能にしようとしています。
要請では、「『まず全国学力調査ありき』」として教育委員会に関する市民の意見を聞くこともせずに、教育委員会の民主的議論の結果を尊重するのではなく、同じ考えをもった人を教育委員会に加える増員を提案し、半強制的に、全国学力調査への参加を導こうとしている」と市長を批判。その上で、学校現場を点数競争にかりたて、子どもの学習意欲を奪って、学力後退につながる全国学力調査の中止・不参加を求める立場から、市民、議会軽視の強引な教育委員の増員を行わないよう求めています。