航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)は19日、KC767J空中給油機輸送機の1、2号機配備の記念式典を基地内で行いました。
愛知県と小牧市の平和委員会と37団体でつくる同機の配備反対実行委員会は同日朝、防衛大臣と基地司令に抗議しました。県平和委員会の高橋信理事長、小牧平和委員会の赤塚一男会長、日本共産党の八田ひろ子衆院東海比例予定候補ら13人が申し入れました。
基地側は、敷地内への立ち入りを拒否しましたが、代表が抗議文を読み上げて手渡ししました。担当者は「抗議は大臣にも伝える」と約束。また、式典の招待状は、知事や地元自治体首長、岐阜基地の関係者らに送付していたことを認めました。
この後、高橋、赤塚氏らが基地周辺地域の区長を訪問、基地関連の資料集と共同の呼びかけ文章を届けて対話しました。ある区長は「管制塔が(県営空港ターミナルビルから)基地側に移されるようだが、基地が強化される不安がある」とのべました。
「民間機が中部国際空港に移っても、騒音は減っていない。みんな怒っていますよ」「自衛隊は国を守ると言いながら、事故を繰り返している。許せないです」という声もありました。