愛知民報

【18.07.29】通常国会閉幕 市民をだます 安倍首相辞めよ 来年の参院選 野党共闘勝利、共産党躍進が焦点

「憲法守れぬ総理はいらない」「市民をだます総理はいらない」などと声をあげながら行進する安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会の人たち=19日、名古屋市中区

 7月22日、通常国会が終わりました。会期が延長された国会で与党は、過労死促進・残業代ゼロの「働き方改革」一括法を強行。つづいて豪雨の最中に自民党議員が「赤坂自民亭」と称する宴会をおこないました。災害復旧に全力をあげるべきときに、与党は民営とばく合法化のカジノ・IR実施法を強行しました。愛知県選出の自公などの国会議員が悪法に賛成しました。
 安倍政権と自公の暴走に国民・県民の怒りが沸騰。延長国会最終盤の19日には、名古屋市で「市民をだます安倍政権辞めよ」と市民集会がおこなわれました。
 日本共産党は21日、安倍政権糾弾のいっせい宣伝で本村伸子衆院議員、すやま初美参院愛知選挙区予定候補らが街頭演説。22日には井上さとし参院国対委員長が知立市議選の出発式で「全国になり代わって知立市民が日本共産党躍進で安倍政権の暴走にノーの審判を」と訴えました。
 通常国会が閉幕し、来夏の参院選に向け各党の動きが本格化しています。定数4の愛知選挙区では、自民が現職を公認、公明は新人を擁立しポスターを張り出し、国民民主、無所属の現職は出馬の構え、立憲民主は候補を検討中です。
 日本共産党は、比例で井上さとし議員の4選、愛知選挙区で、すやま初美さんの初議席獲得をめざし、猛暑をついて党勢拡大に奮闘中です。

 

市民と野党の共闘勝ち取った大成果

①「働き方改革」一括法から裁量労働制の拡大を削除

②9条改憲の発議を阻止

 

「働き方改革」 カジノ法賛成の参院議員(愛知県関係分)

 通常国会で、「働き方改革」一括法案、カジノ実施法案に賛成した参院愛知選挙区、県内に事務所を置く比例区選出議員は次の通り(敬称略)。
 ★自民党【愛知選挙区】酒井庸行、藤川政人
 ★公明党【愛知選挙区】里見隆治【比例区】魚住裕一郎、新妻秀規、浜田昌良
 ★無所属クラブ【愛知選挙区】薬師寺みちよ