愛知民報

【18.07.22】沖縄知事選支援を 稲嶺前名護市長が講演

 

講演する稲嶺進前名護市長=15日、名古屋市

名古屋市で15日、稲嶺進前名護市長を招いて、辺野古新基地建設を許さないたたかいに連帯し、11月の沖縄県知事選挙勝利への支援を呼びかける集会がおこなわれました。愛知県平和委員会と安保破棄愛知県実行委員会が共催。
 稲嶺氏は、2期8年間名護市長として「海にも陸にも基地はつくらせない」という立場で、市長が許認可権を持つ河川の流路変更や土砂運搬の申請を突き返してきたことを紹介しました。
 惜敗した2月の市長選挙について稲嶺氏は「たたかった相手は国家権力だった」と述べ、自民党、公明党の国会議員が次々と名護市に入り、「締め付け選挙」を展開し投票総数の6割が期日前投票をしたという過去にない選挙だったと説明。11月の県知事選挙は同じ様相となるだろうが、「絶対に負けられない」と力を込めました。
 稲嶺氏は「沖縄の苦しみを日本全体の痛みとしてとらえてほしい。基地被害の苦しみを未来の子どもたちに残したくない」と語り、知事選勝利のために全国からの支援を呼びかけました。
 矢野創県平和委員会事務局長は参加者に配布した沖縄県知事選挙支援の登録申し込みの呼びかけと、8月にも辺野古に埋立土砂の搬入を計画する国への抗議を訴えました。