愛知民報

【18.07.15】中電管内 原発ゼロ7年 猛暑でも電力供給安定 浜岡必要なし

 中部電力(中電)の浜岡原発(静岡県御前崎市)は、東日本大震災以降7年間停止しています。原発なしで電力をまかなえることが実証されています。
 勝野哲中電社長は5月29日の記者会見で、今年の同社管内(愛知、岐阜、三重、長野の各県と静岡県富士川以西)の電力需給の見通しを発表しました。7、8月の最大電力(最大3日平均)を2463万㌔㍗と想定。この夏も安定的に電力が供給できることを明らかにしました。
 省エネの普及で電力需要は減っています。政府は昨年に続き、「特別な節電要請をおこなう必要がない」と決定。中電も特別な節電要請はおこないません。
 中電は今年3月、2027年度までの10年間の電力供給の見通しを公表。毎年8%以上の予備率(8%~10%は安定供給の目安)を見込んでいます。いずれも原発の供給力を「0」とした計算です。
 同見通しでは、今年度の最大電力は供給力2666万㌔㍗を大きく下回ります。予備率は8・3%。原発なしで余裕があります。