愛知民報

【17.11.19】県の若者向け労働相談ポスター コンビに掲示1230カ所

 愛知県議会の2016年度一般会計・特別会計決算特別委員会がおこなわれています。8日開かれた同委員会で、しもおく奈歩議員が産業労働費の決算についてただしました。

 愛知県は、2016年度に若者を対象とする労働相談窓口を周知するポスターを3000枚作成しました。「ヤング・ジョブ・あいち」(名古屋市中区栄・中日ビル)、県産業労働センター(名古屋市中村区名駅・ウインクあいち)内の電話相談コーナー、県内7カ所の地域若者サポートステーション(厚生労働省委託の若者就労支援窓口)を紹介するものです。
 しもおく議員は昨年の2月議会で、県内の大学のほかに若者が集まるコンビニ店頭に掲示し、広く周知することを要求。県側が検討を約束していました。
 8日の委員会で、しもおく議員はポスターをコンビニに掲示した実績を聞きました。県側は、コンビニ1230カ所に掲示し、現在もコンビニに掲示依頼をおこなっていると回答。また若者に、ヤング・ジョブ・あいちを知らせるためにツイッターやフェイスブックなどインターネットを使った情報発信をおこなっていることを報告しました。
 働くルールや相談窓口を周知する若者向けリーフレットの活用について、しもおく議員は「(学生であることを尊重しない)ブラックバイトも深刻です。働くルールを知らせる必要がある」と指摘。すべての高校生への配布を求めました。