愛知民報

【16.08.07】原爆犠牲者を偲ぶつどい 高校生「戦争の悲惨さ伝えたい」

 広島・長崎の原爆投下から71年の今年。愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は7月31日、名古屋市南区で、原爆犠牲者を偲ぶつどいをおこない、被爆者、遺族、市民らが参列しました。
 愛知県ではこの1年で91人の被爆者が亡くなり、県内の被爆者数は現在2100余人となっています。
 愛友会の恩田明彦理事長は、3歳のときに広島で家族全員が被爆したと語り、「若い世代に被爆体験を継承したい」と訴えました。 
 「誓いの言葉」で、高校生の、かのんさんは、海水浴場で被爆者国際署名を集めたことや、原水爆禁止世界大会への参加を計画していることを紹介、「戦争の悲惨さを私たちが伝えていきたい。核兵器のない世界をめざしていきます」と表明しました。
 追悼のことばを述べた沢田昭二原水爆禁止愛知県協議会理事長は、国際社会は核兵器の非人道性に注目しているのに「唯一の被爆国である日本政府は核廃絶の足を引っ張っている」と批判しました。
 日本共産党の、わしの恵子愛知県議、山口清明名古屋市議が参加しました。