愛知民報

【15.07.26】リニア計画に本村氏が警告 国民負担の恐れ

 JR東海が建設を計画しているリニア中央新幹線の問題を考える学習会が19日、名古屋市中村区でおこなわれました。「中村区リニアを考える会」の主催。

 同線の計画は、東京―大阪間を磁気で浮上する車両が時速500??で走行するもの。愛知県内は全線地下。工事の拠点となる名古屋駅周辺では工事車両の通行による環境破壊が心配されています。

 報告では、日本共産党の本村伸子衆院議員(国土交通委員)が資材費や人件費の高騰で品川駅建設工事の入札が不調となったことに触れ、「事業費が膨れ上がる恐れがある。採算が合わなければ国民負担になる」と工事を強行しようとするJRと国の態度を厳しく批判しました。

 同党の江上博之名古屋市議は、「市がやりたいことは駅前開発。税金投入を許してはならない」と力説。中村区選出の藤井ひろき市議は、駅周辺住民から不安の声が上がっていることを紹介しました。