愛知民報

【13.06.09】日本共産党演説会に3000人 市田氏「自共対決 胸躍る情勢」 参院選勝利へ確信

 
 日本共産党愛知県委員会は2日、7月4日公示(21日投票)とせまった参院選で、比例5議席と愛知選挙区の議席を獲得しようと、市田忠義書記局長をむかえた大演説会を名古屋市熱田区の名古屋国際会議場センチュリーホールで開きました。3000人の参加者が3階席までびっしり埋めました。市田氏の訴えに「?自共対決?。必ず勝つぞ」「いただいた感動をエネルギーに、私も精いっぱい頑張ります」などの声が寄せられました。

 
 市田氏は冒頭、5月31日の衆院厚生労働委員会で、自民、公明、民主、維新などが生活保護改悪法案の採決を強行したことに強く抗議し、「参院でこの悪法を廃案に追い込むために、力をあわせよう」と呼びかけました。

 安倍政権の経済対策(アベノミクス)のもと、賃金は下がり続け、急激な円安が国民の生活を直撃し、株価が乱高下していると述べ、「デフレ不況の最大の原因は国民の収入が落ち込んでいること。デフレ打開は何より働く人の所得を増やすことが大切」と強調。

 市田氏は、そのために大企業の内部留保の一部を賃上げに活用する日本共産党の提言を紹介し、「日本共産党の躍進で増税勢力に審判を下し、消費税増税をやめさせましょう」と訴えました。

 市田氏は、TPP(環太平洋連携協定)、原発、米軍基地の辺野古への押しつけ、改憲など国政の焦点で、自民、公明に明確な対立軸をもって悪政の暴走と対抗するのは日本共産党だけだと力説。

 「一歩国民の中に足を踏み出せば、わくわく胸躍る情勢が体感できる。自らの人生を振り返ったとき、『あの時代に私は逆流に抗して社会進歩と平和のために、歴史を前に押し進めるために誠実に頑張り抜いた』と言える人生をお互いに歩もう」とよびかけました。

井上、もとむら氏が決意述べる

 
 比例予定候補の井上さとし参院議員、愛知選挙区の、もとむら伸子予定候補が議席獲得への決意を表明しました。

 井上氏は、2期12年、8代の政権と対峙し、安倍首相との4度の論戦で、アメリカ追随、侵略戦争美化の実態を暴露してきたと報告。

 「改憲や核武装まで主張し、TPP参加で国を滅ぼし、国民の安全より原発の再稼働と輸出を優先する政権・政党には負けられません。安倍政権の暴走に?待った?をかけ、新しい政治をつくる日本共産党を大きくしてほしい」と力を込めました。

 もとむら氏は、国会議員秘書時代に、国民・愛知県民と共同し海上(かいしょ)の森や藤前干潟を守り、労働者のサービス残業代を払わせたなどの実績を紹介。

 「悔しかったのはイラク戦争で小牧基地の輸送機が米兵を戦地に運び、罪のない人たちを殺すことに日本が手を貸したことです。今度は憲法そのものを変えようとしています。改憲を阻止し9条を守るために、私を国会に送ってほしい」と述べました。

 

議席 増やしてこそ 「支持広げます」

 豊橋市の男性は「安倍政権の暴走と破たんを正す力は、やっぱり共産党の躍進と国民の運動。文字どおり?自共対決?だと思います。市田さんは、ごく当たり前のことを力強くユーモラスに語って分かりやすかった」との感想を寄せました。

 「改憲の動きに真正面から立ち向かっている共産党の国会議席を増やさないと、平和と民主主義、人権を守ることができないことを痛感しました」、「市田さん、井上さん、もとむらさん、それぞれの持ち味で訴えが胸に迫りました。絶対に当選してもらわなくてはと改めて思った」の声もありました。

 参院選での日本共産党勝利へ奮闘する意気込みも。半田市の男性は「市田さんの話は分かりやすく、いい話だった。私も、この内容をハンドマイク宣伝で活用したい」、昭和区の女性は「昨年の演説会で書いたアンケートに市田さんからお礼のハガキをいただき、大切にしています。友達に共産党への支持を広げます」と述べました。

 「共産党の議席を増やして、憲法96条、9条改正の動きをなんとしても止めたいという気持ちになりました」の声もありました。