愛知民報

【13.06.02】記者座談会 参院選の焦点 対案が魅力

 A 参院選までほぼ一月。政党状況の大変動がおきている。「暴走と破たん」の安倍政権に対決する日本共産党の躍進が参院選の焦点になっている。問題解決の展望を示す同党の対案・提案が共感を呼んでいる。
 B 自民党と日本共産党の対決、?自共対決?だね。日本共産党は5人の比例候補全員当選めざしている。「混戦」状態の愛知選挙区でも、日本共産党のたたかいぶりが注目されている。同党の愛知県委員会にマスコミ取材が急増している。

景気策に共感

 C 安倍政権の経済政策・アベノミクスに不安が広がっている。県民は景気回復を実感していない。「暮らし向きが悪くなった」という訴えが多数だ。

 B アベノミクスで大もうけしたのは、一握りの大企業、海外投資家、大資産家。実体経済は良くなっていないから、株価急落だ。

 A 安倍政権は、社会保障改悪と一体で消費税大増税を計画している。経済と家計を破壊する暴挙だ。

 B 消費税増税は自民・民主・公明の3党合意。実施か、中止かは参院選の重大争点になるね。

 C 日本共産党は県内各地で、消費税増税中止、賃上げで国民の所得を増やす景気回復の提言をもって経済団体や労働団体を訪問している。応対した連合労組の役員からも共感をえている

 A TPP問題も争点になる。

 B 総選挙の公約を投げ捨て、交渉参加に暴走する自民党に怒りが広がっている。東三河の農業地帯で日本共産党がTPP交渉参加反対の宣伝行動を展開し、激励されている。

反戦平和の党

 A 憲法はどうか。

 B 憲法記念日の名古屋の護憲集会に例年を大きく上回る市民がつめかけた。愛知県弁護士会は「戦争をしない国、日本の憲法と外交」というテーマで講演会を開いた。

 C 維新の会の橋下共同代表の「慰安婦」必要発言が内外から猛烈な批判をうけ、支持率が急落している。

 B その批判は、維新と同類の自民党への批判でもある。

 C 憲法9条を守り生かす平和外交を訴える日本共産党の街頭演説に、通行人から拍手がおきている。

 A 韓国で、志位委員長の「日本共産党はどんな党か」という本が翻訳されて発行された。侵略戦争反対をつらぬいてきた党だから深い信頼がある。

 B 参院選は目前。愛知の日本共産党は勝機を現実の躍進に実らせるため、宣伝・支持拡大、党勢拡大に全力をあげている。