愛知民報

【09.02.15】後期高齢者 悲鳴 「保険料払えない」 滞納続出 “無保険”心配

 昨年4月にはじまった後期高齢者医療制度で、年金天引きでない人の保険料滞納が続出しています。

 収入が限られている75歳以上の高齢者にとって保険料負担が限界を超えていると見られ、制度撤廃を求める声が強まっています。

 保険料の納入は、年金月額1万5千円以上の人は年金天引き、1万5千円未満の人は毎月の月末までに保険料を市町村役場に納める仕組みです。

 同制度を運営する愛知県後期高齢者医療広域連合から本紙が入手した資料によると、昨年12月末時点で、年金天引きでない普通徴収の人の各月の滞納件数は7月分4461件8月分6444件、9月分9010件、10月分1万1456件、11月分1万7711件、12月分9万96541件と増えています。

 保険料の期限後納入で滞納件数はある程度減るでしょうが、県内全体で1万件を超える長期滞納がでる可能性があります。

 後期高齢者医療制度には、原則として1年以上保険料を滞納すると、保険証が取り上げられ、資格証明書に切り換えられる制度が導入されました。

 資格証明書になると、病院窓口でいったん治療費全額を払うお金がないと治療を受けられません。保険制度があっても保険を受けられない“無保険”状態の高齢者が多数生れるおそれがあります。

 国会では、野党共同提出の後期高齢者医療制度廃止法案が参議院で成立し、衆議院では継続審査になっています。自民・公明両党は手直しで制度存続をねらっています。後期高齢者医療制度は総選挙の重大争点になっています。

後期高齢者医療保険料市町村別滞納状況
2008年7月、8月納期分の12月末時点での滞納件数
(年金天引きでない普通徴収分の滞納分)
市町村名 7月納期 8月納期
名古屋市 1,750 1,664
豊橋市 0 685
岡崎市 242 255
一宮市 475 748
瀬戸市 0 109
半田市 115 177
春日井市 0 269
豊川市 149 149
津島市 24 34
碧南市 86 38
刈谷市 64 64
豊田市 290 322
安城市 93 145
西尾市 22 27
蒲郡市 28 52
犬山市 0 87
常滑市 25 27
江南市 0 98
小牧市 0 124
稲沢市 108 110
新城市 67 78
東海市 55 59
大府市 66 71
知多市 39 48
知立市 30 43
尾張旭市 0 115
高浜市 24 20
岩倉市 47 51
豊明市 25 30
日進市 19 22
田原市 33 39
愛西市 28 39
清須市 46 48
北名古屋市 66 76
弥富市 25 21
東郷町 24 27
長久手町 9 17
豊山町 12 13
春日町 6 8
大口町 7 9
扶桑町 25 22
七宝町 11 11
美和町 9 8
甚目寺町 30 31
大治町 16 16
蟹江町 14 13
飛島村 2 2
阿久比町 15 12
東浦町 50 55
南知多町 98 147
美浜町 7 12
武豊町 19 28
一色町 7 6
吉良町 4 3
幡豆町 0 2
幸田町 16 16
三好町 19 18
設楽町 5 9
東栄町 5 2
豊根村 3 4
小坂井町 7 9
合計 4,461 6,444