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あいち高齢者大会 安倍政治の打倒決意

三味線と民謡で始まった愛知高齢者大会=16日、名古屋市昭和区

 名古屋市昭和区で16日、豊かな高齢社会をめざす「第21回あいち高齢者大会」が開かれ、400人以上が参加しました。主催は、年金者組合、愛知社保協、愛労連などでつくる実行委員会。

 オープニングは「真貴枝会」による三味線と民謡を披露しました。

 伊藤良孝・年金者組合県本部委員長があいさつし、「消費税10%増税を強行した安倍政権に怒り心頭だ。年金減額ストップ、マクロ経済スライドは廃止。安倍政治打倒へみんなの力を合わせよう」と呼びかけました。

 森英樹名古屋大学名誉教授が「改憲と改元」と題して記念講演。安倍首相が天皇の代替わり(改元)を改憲に利用していると指摘。「メディアによる代替わり儀式連打は国民の主権者意識を鈍くさせる。安倍首相は2020年改憲をあきらめていない」と述べ、「戦争の暗い時代を知る高齢者は、生き証人の集まり。二度とあの時代に戻さないために、責務を果たそう」と話しました。

 講演を聞いた村瀬みどりさん(78)は「戦後は本当に何もなかった。安倍(首相)は何やってくるかわからん。戦争に向かう改憲は許さない」と語りました。

 参加者は「自公政権にストップをかけるのは戦前、戦後を生き抜いてきた高齢者。市民と野党共闘で運動を広げよう」と大会決議を採択。「憲法が生きる社会へ」「知ってトクする社会保障」「高齢者も若者も安心の年金に」など8分科会にわかれ、交流・学習しました。24日に口頭弁論がある生存権裁判の原告が支援を訴えました。

 参加者は「自公政権にストップをかけるのは戦前、戦後を生き抜いてきた高齢者。市民と野党共闘で運動を広げよう」と大会決議を採択しました。

(10月18日 しんぶん赤旗)