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性暴力のない社会をめざす「フラワーデモ」各地で 名古屋ではサイレントスタンディング

 名古屋市中区の久屋大通公園では60人が集まり、サイレントスタンディングを行いました。参加者らは、花束や「MeToo」「性は人権」「性暴力を許さない」などと書かれたプラカードを手に、通行人にアピール。 日本共産党の本村伸子衆院議員、須山初美県常任委員が参加しました。

 会場では、あいちトリエンナーレで、参加型アートとして出展された、モニカ・メイヤー氏の作品「ザ・クロスライン」への投稿が呼びかけられました。

 「あなたが経験したハラスメント・性暴力はどのようなものでしたか」「社会から性暴力をなくすために何ができると思いますか」などの質問カードに、参加者が次々書き込みました。「最近娘が職場でセクハラを受けた」「忘れずに声をあげ続けることが大切」「性暴力の被害の実態を知ってもらう」など。今後は、作品の一部になります。

 参加した熱田区の女性(46)は、「フィンランドでは女性首相が誕生し、連立政党党首も女性という状況だが、日本ではいまだに男性中心の政治。女性の人権という面が遅れ、子どもの教育にも影響していると思う」、稲沢市の女性(30)は「フラワーデモは癒しの場所。自分の価値観を再確認でき、お互いに励まし合える。女性にとって不可欠なものにも10%の消費税がかかる政治は変えないといけない。」と話しました。

(12月13日 しんぶん赤旗)