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改憲反対の声大きく 愛知県民のつどい開く

合唱を楽しむ会場いっぱいの参加者=3日、名古屋市昭和区

 日本国憲法公布73周年の3日、名古屋市昭和区で「憲法九条を守ろう 愛知県民のつどい」(あいち九条の会主催)が開かれ、会場いっぱいの1600人が参加しました。

 姜尚中・東京大学名誉教授が講演で、国際社会での日本の役割を強調。「日韓が協力し、南北朝鮮半島の平和協定の締結、北東アジア地域の多国間の枠組みをつくれば、中国、ロシア、アメリカ、日本、朝鮮が入る安全保障の枠組みができる」と指摘。「北東アジアでの非核地域も不可能ではない。北東アジアの大きな平和の流れを加速させるために、九条の会も力になってほしい」と話しました。

 松田正久代表世話人は「いよいよ憲法の正念場。世論調査では改憲不要が半数を超えている。地域に広げ、改憲反対の声を大きくあげよう」とあいさつ。本秀紀事務局次長は「安倍改憲の波状攻撃に対抗しよう。想定される改憲案の学習会、街頭でのアピール、署名で改憲の危険性を世論に訴えることが必要」と呼びかけました。

 文化行事では、県民有志でつくる「PEACE9inあいち合唱団」の合唱、中部フィルハーモニー交響楽団員による木管五重奏と吉田友紀さんの歌を楽しみました。あいち美術家9条の会の絵画・陶器、県内各地の九条の会による活動展示も行われました。

(11月4日 しんぶん赤旗)