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新日鉄 安全責任果たせ 東海市で共産党が門前宣伝

 日本共産党新日鉄住金名古屋製鉄委員会は12日、死亡など重大災害が相次ぐ新日鉄住金名古屋製鉄所(愛知県東海市)の門前で早朝から宣伝行動を行いました。

 出勤する労働者らに、「相次ぐ重大災害の背景には、人減らし、単価引き下げ、工期縮小など『利益第一主義』がある。全構内の安全管理に責任を果たせ」と強く訴えました。

 同製鉄所では7日、台風で壊れた廃プラスチック処理工場の屋根を修理していた男性(61)が、補修前の屋根から転落。男性はヘリで病院に搬送されましたが、死亡しました。社内規定により、新日鉄の死亡災害統計からは外されています。

 昨年には、2件の死亡災害が発生しています。党委員会は1月22日に、半田労働基準監督署を訪れ、「異常事態だ。新日鉄の安全管理責任の指導徹底を」と申し入れたばかりでした。

(2月17日 しんぶん赤旗)