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党名古屋市議団 市民と懇談会 リニア、天守閣の木道化など大型開発の市予算

 日本共産党名古屋市議団は14日、名古屋市中区で2月議会(19日開会)を前に市政懇談会を開き、40人が参加しました。

 田口一登市議団長が、2018年度の市予算案を説明しました。①名古屋城天守閣の木造化やリニア新幹線関連の予算など大型開発に拍車をかけている②破たんした「減税」政策にしがみつき、税収減による穴埋めに公共施設の削減などが行われる③安倍政権の悪政に追随した市民負担増と公共施設の削減計画がすすめられる―などと批判。一方で、日本共産党の提案により、新堀川の悪臭対策や敬老パスの適用区間拡大、繁華街での客引き行為対策などの市民要求が予算に盛り込まれたことも紹介しました。

 参加した市民からは、「少人数学級などの政策をとらずに、なぜ子育て政策が充実していると言えるのかと市長に言いたい」「市営住宅の風呂が老朽化している。早急にリフォームが行われるよう議会で取り上げてほしい」「あおなみ線の名古屋駅改札について、JRと乗り換えしやすい場所に移動できないか」などの意見が出されました。

 江上博之市議は「今日のみなさんの意見をいかして、2月議会に取り組んで行きたい。今予算は景気が緩やかに回復しているという前提で組まれているが、市民にとってみればどんどん悪化している。実際の市民生活の暮らしを前提にすべきで、今回の予算で国の防波堤となる名古屋市政をつくるために全力をつくす」と述べました。

(2月16日 しんぶん赤旗)