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人間らしく暮らしたい 年金・障害・生活保護 拡充求め350人

 
 名古屋市中区の白川公園で28日、安倍政権の社会保障改悪に反対し、「人間らしい生活の保障を求める大集会」が開かれました。格差や貧困問題に取り組む弁護士や医師らでつくる実行委員会の主催。

 集会には、年金生活者、生活保護受給者や障害者ら350人を超える人が参加しました。日本共産党の、すやま初美参院選挙区予定候補も参加しました。
 集会呼びかけ人の森谷光夫・県社保協議長は「安倍政権の経済政策(アベノミクス)は破たん。非正規雇用が4割を超え、子どもから若者、お年寄りまで格差と貧困は拡大している。社会保障充実へ運動を広げよう」と訴えました。
 リレートークで生活保護を受けている男性や年金生活者が、保護費や年金の引き下げによる生活の苦しさを語り、保育士の女性は長時間労働、低賃金により保育士が次々と辞めていく実態を述べました。

 集会後、参加者は「守れ!憲法25条」「福祉は国民の権利」「最低賃金1500円以上」と書いたボードや横断幕を掲げデモ行進しました。
 デモ行進後、子どもの貧困やブラックバイトなど五つの分科会、竹信三恵子・和光大学教授と大内裕和・中京大学教授の対談などが行われました。
(5月31日 しんぶん赤旗)