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大高緑地テーマパーク化見直し求め宣伝

子ら遊ぶ自然守って

 
 愛知県が名古屋市緑区の県営公園・大高緑地に恐竜テーマパークを建設しようとしている問題で、周辺住民らでつくる「大高緑地を愛する会」は4日、県庁前で計画の見直しを求める宣伝行動を行いました。会のメンバーら15人は「子どもの探検の森を守ろう」「緑地の自然を守りたい」とコールしました。

 当日は、大村秀章知事にたいし計画見直しを求める5,458人分(第2次)の署名を提出する予定でしたが、県議会開会中の多忙を理由に担当課が受け取りを拒否。後日、あらためて対応するといわれました。署名は1次分(7,161人)とあわせ1万2,619人に達します。

 溝口江理子代表は県庁前の宣伝で「県立公園だからといってお役所の物ではない。利用者に何も知らせず契約を済ませるのは納得できない」とのべました。

 7年前に緑区に移住し3児を子育て中の女性(38)もマイクを握りました。「緑地を見たとき、なんて素晴らしいところなんだと思った。子どもが虫やトカゲをつかまえて遊んでいます。未来の子どもたちにも名古屋の大自然を残してほしい」

 県の計画は同公園の若草山西側斜面(3万2千平方?)に実物大の恐竜模型30体を展示し、カートや徒歩で見て回るもの。予定地は、貴重な動植物も生息することから自然保護関係者も影響を懸念しています。

(12月5日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)