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「情報統制はいらない」名古屋で秘密法反対集会

 
 秘密保護法が強行採決されて2年の6日、名古屋市の繁華街で弁護士や学者、市民による同法を許さない集会・デモ行進が行われました。同法は昨年12月に施行、今月1日には、機密情報を扱う公務員らが業務を担う体制に移り、完全施行されたばかり。「戦争のための秘密いらない」と500人が声をあげました。主催は「秘密保全法に反対する愛知の会」。

 同会の事務局長代行の矢?暁子弁護士は「2年前の12月6日、私は怒りに打ち震える思いで街頭で訴えていた。審議時間もわずか1カ月。廃止にむけ、まだまだあきらめるわけにいかない」と、あいさつしました。

 市民やジャーナリスト、学生ら4人がアピール。名古屋大大学院生の村田峻一さんは「2年たって秘密法が安倍政権の戦争する国づくりのパーツの一つであることがはっきりした」とのべました。村田さんの音頭で「情報統制ぜったい許すな♪戦争のための秘密いらない」と参加者がコールしました。

 元共同通信記者の山本邦晴さんはミュージカル=レ・ミゼラブルの民衆の歌をうたい連帯をよびかけました。

 同会共同代表の中谷雄二弁護士が主催者を代表しあいさつ。「私たちは、国民の自由を侵害し、情報が奪われる社会に反対してきた。民主主義を実現するためには情報を知り、自分で判断できないといけないからだ。政府のいうことに白紙委任したわけではない」と訴えました。

(12月7日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)