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小牧市議選 自公政権に審判、無駄遣いやめ暮らし優先に

 
 愛知県小牧市議選(定数25、3減)が27日告示(10月4日投票)されます。日本共産党は現職の安江みよ子(60)、佐藤だいすけ(36)、新人の稲垣みさよ(60)の3氏が立候補し現有3議席の獲得をめざします。有力34人が立候補を表明する多数激戦の様相です。

 市議選は安倍自公政権がすすめる「戦争する国づくり」や消費税増税、社会保障改悪などにノーの審判を下し、県下有数の財政力を「ハコモノ」建設でなく、市民の暮らし・福祉優先の市政に使うのかが問われています。

 
 共産党の3候補は憲法違反の戦争法廃止、小牧基地を海外派兵の拠点にさせないと強調。市議会では戦争法案反対の請願が自民と公明によって否決されました。党は、「基地のある小牧だからこそ、反核平和の共産党3議席は絶対に必要です」と訴えています。

 山下史守朗(しずお)市長は新図書館の運営をレンタルビデオ大手のツタヤに任せる計画をすすめています。事業費は当初の30億円から約50億円に。市民から「新国立競技場の小牧版」の声があがり、計画の中止を求める運動が議会を動かし、図書館計画の是非を問う住民投票が市議選と同時に実施されます。日本共産党はこの計画に反対し、お金のかからない図書館建設を提案。「住民投票では反対に○を」と訴えています。

 
 党市議団は建設的提案で議会をリード。子ども夢チャレンジNo.1都市宣言の看板費3100万円を他党と共同して約1500万円に縮減させました。都市計画税引き下げを議員提案し、昨年4月から実現。引き下げは県内自治体で初めてです。

 4年間で市民と力を合わせ、巡回バスの1時間1本運行、小中学校教室にエアコン設置、肺炎球菌ワクチンを70歳以上に拡大など実現してきました。

 共産党は、市政の無駄遣いをやめ、市の積立金(210億円)の一部を取り崩せば ▽介護保険料引き下げ、国保・医療の負担軽減 ▽高齢者向けケアつき住宅増設 ▽公立保育園増設で待機児解消 ▽古くなった小学校の建て替えなどは可能だと訴えています。

(9月25日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)