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愛知 「共産党が必要」幅広く

鷲野恵子氏 下奥奈歩氏

 
 日本共産党県議が12年間いなかった愛知県で、悲願の議席を獲得しました。鷲野恵子(67=名古屋市西区)、下奥奈歩(27=豊橋市区)の両氏が初当選。
 定数2を自民、共産で争い、民主、維新を退ける文字通りの「自共対決」の選挙戦を制した鷲野氏。西区での党県議は初。市議時代6期の選挙戦と比べても自身の得票9164は過去最高です。

 与党元後援会メンバー、他党の前県議、市職員など幅広い人から「共産党が必要」と期待が寄せられました。創価学会員がバスの中で「共産党の鷲野さんは頑張っている人」と支持拡大の一幕も。

 鷲野氏は「高すぎる介護保険料の引き下げと全国最低の高校進学率を改善させ十五の春を泣かせない愛知県にしたい」と決意しています。

 下奥氏は今回当選した共産党道府県議の中で最年少。豊橋市区の党県議は16年ぶりです。定数5を6人で争う中、NHK出口調査で6番目でしたが、最後の議席を維新に2800票の大差をつけて制しました。
 街頭で「若者を戦場に送らないで」と訴え続けた1年。青年から安倍政権は許せないとの反響がびんびん寄せられていました。

 下奥氏は「若者の声を届ける仕事ができるのがうれしい。ブラック企業規制条例もつくりたい。農業の盛んな豊橋選出議員として愛知県からTPP交渉から撤退の意思を示します」と力を込めました。

(4月14日)