愛知民報

【17.08.27】「9条は戦没者の遺言」 あいち・平和のための戦争展

 「あいち・平和のための戦争展」が10日から13日名古屋市内でおこなわれ、延べ約1500人が来場しました。 同展示会は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないやうに」という日本国憲法前文の立場で、県内の戦争の実態を調査・記録している団体や平和運動に取り組んでいる約40の団体でつくる実行委員会が主催しました。
 戦争展は、「過去と現在から学ぶ」が特徴。①日本の侵略戦争、日中戦争開戦80年②戦時下の日本社会③現代の戦争と日本④平和な世界を実現するためにのテーマごとに、参加団体が解説パネルなどを展示しました。
 父親がペリリュー島(現在のパラオ共和国)で戦死した愛知県平和遺族会の青木正雄さんは、「憲法9条は戦没者の遺言です。戦争の悲惨さを若い人に語り継ぎたい」と話していました。

あいち・平和のための戦争展に出展された愛知県平和遺族会の展示物=10日、名古屋市東区