安倍首相は3日、第3次再々改造内閣を発足させました。東京都議選で自民党が惨敗し、内閣支持率が急落する中での改造です。比例東海3議席をめざす日本共産党愛知県委員会は宣伝カーを県内各所に走らせ、衆院予定候補や地方議員が安倍政権の打倒と同党への支持を呼びかける宣伝キャラバンに取り組んでいます。猛暑のなか声援が寄せられています。
中野武史衆院比例東海予定候補は、3日から5日までの3日間、愛知県内で街頭演説に取り組みました。
中野氏は5日、新城市内のスーパー前で、金原のぶゆき衆院愛知14区予定候補、浅尾洋平新城市議、川合まもる新城市議予定候補らと訴えました。
中野氏は、「都議選の結果を真正面から受け止めるのであれば、安倍首相こそ改造すべき。解散・総選挙で国民の信を問い、共産党を躍進させ、安倍内閣を退陣に追い込もう」と強調しました。浅尾、川合両氏は10月の新城市議選で議席増を勝ち取る決意を表明しました。
新城市での宣伝には車の中から手を振るなど、熱い反応がありました。演説を聞いた70代の男性は「いくら内閣改造しても中身がない。共産党はしっかりやってくれ」、別の男性は、「共産党、いいね。一番スジが通っている。安倍首相はウソの上塗りで信用できない」と話していました。
3日には、あま、稲沢両市、大治町内の7カ所で演説。ともに演説した渡辺ひろし衆院愛知9区予定候補は、「青年・学生が安心して学び、暮らせるようにと訴えました。いままでの反応と変わってきた。反応が良くなってきた」といいます。
中野、渡辺両氏らの演説を聞いた人から、「森友・加計疑惑、稲田前防衛相の『日報』疑惑をうやむやにしないで。共産党がんばれ」と激励の声が寄せられました。
中野氏は4日、名古屋市熱田、中川両区内10カ所で街頭演説しました。
手製のプラカードで宣伝 「アベやめろ!」
安倍首相が内閣を改造した当日の3日夕、名古屋市中川区高畑交差点で、安倍首相退陣を求める宣伝がおこなわれました。日本共産党名古屋南西地区委員会が呼びかけました。同党の、がっとう義博衆院愛知5区予定候補、江上博之名古屋市議が参加しました。
毛筆で「アベはやめろ」と書いた手製のプラカードを掲げて地下鉄の乗客や通過する車にアピールしました。
参加した女性(68)は、「トップの安倍さんも一緒に改造しないといかん」と話していました。