愛知民報

【17.12.24】国会議員あいさつ たけだ良介参院議員(比例代表)・党准中央委員 憲法の精神輝く

 私が選ぶ2017年の漢字は、「核」です。
 1つは、核兵器禁止条約が国連会議で採択されたことです。条約は、日本と世界の平和運動の成果であり、昨年の特筆すべき前進だと思います。
 2つは、皮肉の意味を含め、北朝鮮の核・ミサイル問題です。絶対に戦争も核兵器の使用も許されません。安倍政権はトランプ政権に無批判の姿勢を改め、対話による平和解決に力を尽くすべきです。
 安倍政権は、北朝鮮の脅威を持ち出し、核兵器禁止条約は理想論であり、現実的核軍縮をすすめると言います。しかし、核兵器がもたらす壊滅的な被害とその非人道性という日本が広島・長崎で経験した現実こそ、認識すべきです。
 自らが経験した戦争の惨禍を、他国への脅しに使い、核の傘のもとで平和を保つ―日本政府がそんな姿勢であってよいはずはありません。日本政府は「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないよう」に憲法どおりに努めなければならないはずです。
 憲法の精神が輝く情勢となりました。2018年は安倍政権による憲法9条改悪を許さない運動に全力をあげます。