愛知民報

【17.12.10】沖縄・名護市長選支援を 辺野古新基地阻止へ物心両面で

「沖縄のたたかいに連帯する講演と映画の集い」で横山知枝・辺野古抗議船船長の話を聞く人たち=11月25日、名古屋市中区

 沖縄県名護市長選挙が来年1月28日告示、2月4日投票でおこなわれます。2010年の初当選以来7年間「海にも陸にも新しい基地は造らせない」の公約を貫く「オール沖縄」推薦の稲嶺進市長が3選をめざします。稲嶺市長は11月6日に事務所開きをおこないました。
 基地容認派の市議との一騎打ちの見込み。自民勢力は全県総ぐるみで稲嶺市長への個人攻撃、反共攻撃を始めています。
 同選挙は、辺野古への米軍新基地建設の是非が争点。安倍政権は名護市政を奪還し、秋の知事選挙で県政を奪還して辺野古新基地建設工事を本格化する構えです。日本共産党は安倍政権が進める戦争する国づくりを許さないたたかいとして、全国に物心両面の支援を呼びかけています。
 10月の総選挙の結果、沖縄では4つの小選挙区のうち1、2、3区で「オール沖縄」の候補が当選。辺野古新基地反対の民意が示されました。沖縄選出の自民党国会議員は比例含めて衆院2人、「オール沖縄」国会議員は衆院3人、参院2人となりました。 
 あいち沖縄会議が11月25日に名古屋市内で開いた「沖縄のたたかいに連帯する講演と映画のつどい」で「命(ぬち)どぅ宝あいち」の小山初子呼びかけ人(沖縄県伊江島出身)は、「F35やオスプレイの訓練をおこなうため米軍伊江島飛行場の滑走路が補強されています。辺野古、高江ヘリパッド、伊江島は一体。全国から名護市長選支援を」と呼びかけました。辺野古の抗議船船長・横山知枝さんが講演。「作業ヤードを使う許可を出す権限は名護市長にあります。1秒でも2秒でも工事を遅らせよう」と訴えました。
 愛知県平和委員会は、1月12日から2月5日までに計7回の沖縄連帯ツアーに取り組みます。