愛知民報

【17.03.19】JR東海 リニア新幹線に集中投資 在来線無人駅化 東海道本線8駅 カメラ越し対応に

 JR東海は昨年12月、東海道本線の豊橋―岡崎間(32・3??)にある11駅のうち、西小坂井、愛知御津(豊川市)、三河大塚、三河三谷、三河塩津(蒲郡市)、三ヶ根、幸田、相見(幸田町)の計8駅を無人化すると発表。運賃の精算などはカメラ越しに遠隔対応する「集中旅客サービスシステム」を導入するとしました。4月に工事着手し、10月に開始する予定。JRはリニア中央新幹線に9兆円を集中投資する一方で、在来線ではコスト削減をすすめています。(本紙・村瀬和弘)

 本紙記者は10日、無人化対象になっている8駅を調査しました。一部の快速が停車する三河三谷、幸田をのぞく各駅は、いずれも普通のみの停車駅です。新快速や貨物列車などは、高速で通過していきます。
 記者が三河塩津を訪問した平日の昼間、同駅に停車する列車は片道毎時2本。しかし、毎時4本の快速、新快速が猛スピードで通過していきます。線路とホームはカーブしていますが、監視要員はいませんでした。
 同駅の改札口は線路をまたぐ陸橋の上にあります。エレベーターは設置されていません。ホームへの出入りは階段を上り下りする必要があります。
 今回の8駅はいずれも、列車乗降時に階段の上り下りが必要。エレベーターがある駅は幸田、相見の2駅だけです。 
 驚いたことにJRが公表した文書には「無人化」という言葉はなく、遠隔操作化で「利便性を高める」と記述されています。早朝・深夜・昼休みに窓口を閉鎖する駅で全時間帯インターホンによる会話ができることが理由です。
 しかし、指定券などを購入する「みどりの窓口」はなくなります。JRは幸田駅に指定席券を発行できる券売機を置き、同駅と三河三谷の2駅にトラブル対応要員を置くとしていますが、機械対応が原則です。
 

民営化時の約束守れ

 
日本共産党の本村伸子衆院議員は2月17日の予算委員会で、1987年に国鉄を分割民営化した時の「ローカル優先のサービス」「明るく、親切な窓口に変身します」などと書かれた自民党の新聞広告を紹介。「約束を守れ」と主張しました。

豊橋 (有人)

西小坂井(豊川市) 無人化

 

愛知御津(豊川市) 無人化

 

三河大塚(蒲郡市) 無人化

 

三河三谷(蒲郡市) 無人化

 

蒲郡(有人)

三河塩津(蒲郡市) 無人化

 

三ヶ根(幸田町) 無人化

 

幸田(幸田町) 無人化

 

相見(幸田町) 無人化

 

岡崎(有人)