愛知民報

【16.12.25】2017年賀正 日本共産党愛知県委員長 岩中正巳 歴史的な党大会が開かれる年 総選挙で自公と補完勢力を少数に

 新年おめでとうございます。
 1月15日から第27回党大会が開かれます。
 今回の党大会は、「安倍自公政権とその補完勢力に野党と市民の共闘が対決する」という日本の政治の新しい時代が始まったもとで開かれる歴史的な大会となります。
 昨年の参議院選挙では、全国32の1人区のすべてで野党共闘が成立し、11選挙区で野党統一候補が勝利しました。続く10月の新潟県知事選挙では、「原発再稼働は認めない」という旗印を掲げる野党統一候補が勝利しました。
 日本の政治のなかで30年来続いてきた「日本共産党を除く」という「壁」が完全に崩壊し、いま日本共産党は新しい対決構図の一方の極で重要な役割を果たしています。
 今年は、解散・総選挙が予想される年です。私たちは、いかなる時期の解散・総選挙にも備えて攻勢的に打って出つつ、強く大きな県党をつくりあげ、野党共闘の成功と比例東海ブロックでの現有2議席から3議席への躍進を勝ちとるために全力でたたかいぬく決意です。
 安倍自公政権と維新は、昨年の臨時国会で国民多数が反対するTPP承認案・関連法案、年金カット法案、カジノ法案を強行採決を繰り返して成立させました。党大会決議案が強調しているように、安倍政権は「民意無視の強権政治に頼るほかに、いまやこの国を統治する術をもてなくなっている」のです。
 安倍政権は、歴代の自民党政権のなかでも、戦後最悪の反動政権であり、一日も早く退場させる必要があります。日本共産党は、来たるべき総選挙で「改憲勢力3分の2体制」を打破し、自公とその補完勢力を少数に追い込むために、他の野党、市民と協力して総力で奮闘します。
 2014年総選挙で比例東海ブロックでは11年ぶりとなる2議席を獲得し、本村伸子、島津幸広両議員を誕生させました。16年の参議院選挙では比例では武田良介議員が誕生し、井上哲士議員とともに国会で大活躍しています。
 15年のいっせい地方選挙では、県議選で複数議席を獲得して県議会の党議席空白を克服し、名古屋市議会では12議席に大躍進しました。
 県議会では、日本共産党と多くの県民の長年の願いであった請願書への押印義務が廃止されるなど、県民・市民の声が届くようになるという大きな変化が生まれています。
 さらに、15年以来の戦争法=安保法制を許さないたたかいも引き続き発展し、愛知でも市民と野党の共闘が広がり、総選挙での野党共闘へと進みつつあります。
 県内各地で日本共産党の支部と党員のみなさん、読者・支持者のみなさんの草の根でのご奮闘がこうした政治の大きな変化をつくりだしています。
 あらためて感謝申し上げるとともに、党勢拡大大運動、総選挙、名古屋市長選挙での勝利と躍進、中間地方選挙での勝利へ、引き続くご支援・ご協力を心からお願いし、新年のごあいさつといたします。寒さの折、健康にご留意ください。